仮想通貨取引所で口座開設できたから、
さっそくビットコインを購入するぞー!
ちょっと待って!適当に買っちゃダメ!
買い場所を間違えると、損しちゃうんだ!
この記事では、投資歴3年、運用額1000万円超えのぐぐ子(@yokubukagugu)が、仮想通貨取引所の「販売所と取引所の違い」を解説します!
コインチェックやGMOコインなどの仮想通貨取引所には、「販売所」と「取引所」の2つの場所があります。
この2つ、どちらからでも仮想通貨は購入(売却)できますが、選び方を間違えると知らぬ間に損をしてしまうのです。
みなさんが損しないためにも、「販売所」と「取引所」の違いから選び方まで、わかりやすく解説していきます。
仮想通貨投資するなら、知っておきたいね!
超丁寧に解説してるので、ぜひ最後まで読んでください!
仮想通貨取引所には「販売所」と「取引所」がある
「仮想通貨取引所」とは、コインチェックやGMOコインのことです。
ビットコインやイーサリアムなど、仮想通貨を購入したいなら、こういった仮想通貨取引所で口座を開設する必要があります。
口座開設して、いざ購入!と思ったら、
販売所と取引所が、、、どっちで買えば良いの?
どっちで購入するかで、手数料が変わるんだよ!
詳しく見ていこう!
そう、コインチェックなどの仮想通貨取引所には、仮想通貨を売買する場所として、「販売所」と「取引所」の2つの選択肢が用意されています。
仮想通貨取引所のなかに、「取引所」と「販売所」があるのね…
名前がややこしいね。
仮想通貨取引所と呼ぶことが多いけど、「暗号資産交換業者」のこと。
暗号資産交換業者は金融庁の登録を受けてるけど、
中には無登録業者もあるから気をつけよう!
わかりやすくするために、この記事では「仮想通貨取引所」として「コインチェック」を例にとって解説していきます!
ではいきましょう!
販売所とは?
「販売所」とは、「コインチェック(など仮想通貨取引所)」と「ユーザー」が取引する場所です。
下の販売所の図を見てください!
販売所は、仮想通貨を買いたい(売りたい)というユーザーに対し、販売所が決めた価格で売買しています。
販売所では、常にコインチェック(などの仮想通貨取引所)が売買価格を決めています。
下の写真は、GMOコインの販売所のレートですが、こんな感じで売却価格と購入価格が常に提示されてます(価格は刻一刻と変わっていきます)。
売却価格と購入価格が違う!
1 BTC当たり、約20万円分くらいの差があるね。
このように、販売所にとって安く買って高く売る、という価格設定になっているのです。
この価格設定の理由については後ほど詳しく解説します!
販売所のメリット
販売所には、こんなメリットがあります。
コインチェック(などの仮想通貨取引所)は、豊富に仮想通貨を用意してるため、「すぐに」「確実に」取引ができます。これは、メリットですね。
さらに、最低購入金額が、取引所に比べ安いことが多いです。
例えばビットフライヤー販売所は、1円から仮想通貨を買えます。
これは、だいぶハードルが下がるよね!
また、取引所よりも多くの仮想通貨の銘柄を取り扱ってることが多いのも、良いところです。
取引の操作手順が、初心者にも簡単な面もあります。
販売所のデメリット
一方で、最大のデメリットがあります。
それは手数料(スプレッド)が高いということ!
スプレッド。。。?
「コインチェック(などの仮想通貨取引所)が提示した価格」で売買を行うので、スプレッド(という手数料みたいなもの)が、あらかじめ価格に上乗せされているのです。
このスプレッドが割高なんです。
さっき出てきたGMOコインの写真では、
買値と売値に約20万円も差があったね。
あれがスプレッドの正体!?
販売所は「取引手数料は無料」としているところも多いけど、実はスプレッドが知らぬ間にかかっているので、注意してね!
スプレッドは、また後で詳しく説明するよ!
また、取引価格の希望が出せないこと(売買価格は仮想通貨取引所が決めること)もデメリットですね。
販売所のデメリットをまとめると、こんな感じ。
では、もう一方の「取引所」についても、見ていきましょう!
取引所とは?
「取引所」とは、「コインチェック(などの仮想通貨取引所)」を経由して、「ユーザー」同士が直接取引する場所です。
ユーザー同士が直接取引するといっても、希望価格や数量の注文を出せば、コインチェック(仮想通貨取引所)が、その注文条件でOKのユーザーと、どんどん勝手にマッチングしてくれて、注文が成立していきます!
逆に、誰かが出した注文に気にいる条件のものがあれば、それを受けても良いのです。
メイカー(maker)とテイカー(taker)のこと。
これはわからなくても大丈夫!
下の取引所の図を見てみてください。
ビットコインをそれぞれ330万円、340万円、350万円で買いたいユーザー(オコジョ❸,❷,❶)がいます。
一方、ビットコインをそれぞれ350万円、360万円、370万円で売りたいユーザー(リス❶,❷,❸)もいます。
この場合、350万円という希望価格で一致したオコジョ❶とリス❶が、無事マッチングして、取引が成立するのです。
取引所のメリット
取引所には、こんなメリットがあります。
取引所の取引手数料は、無料なところがたくさんあります。
無料でなくても、取引手数料は安いところが多いです。
無料ではないビットフライヤーも、
取引所の手数料は最大で0.15%で済みます。
また、これが最大のメリットですが、ユーザーが希望価格を提示しあって取引するため、スプレッドがかかりません。
さらに、販売所はコインチェック(などの仮想通貨取引所)が提示した価格で売買するしかないけれど、取引所では自分の希望価格で注文が出せるのでしたね。
これは、要は指値注文のことです。
逆指値注文もできる取引所もありますし、成行注文ももちろんできます。
取引所は注文方法がいろいろ選べるんだね。
価格が〇〇円まで下がったら買いたい!って時に、
指値注文は便利です。
取引所のデメリット
一方、取引所のデメリットには、以下があります。
希望した価格が市場価格とあまりにかけ離れていたら、なかなかマッチングせず、取引が成立しない場合もあります。
さらに、最低購入金額が販売所より高いことが多いです。
例えばコインチェックだと、記事執筆時の相場1 BTC=400万円の場合、取引所では最低約2万円からしか購入できません。
時間分散のため定期的に仮想通貨を購入したい人も多いはずだけど、最低2万円からでは、ちょっとハードルが高いですよね。
絶対投資額は無理をせず、余裕資金内でね。
また取引所では、取引量の多い(ユーザーの多い)メジャーなコインだけ扱ってることが多いです。
つまり、取り扱い仮想通貨数が少ないことが多いのです。
口座開設した仮想通貨取引所の「取引所」に、お目当ての仮想通貨がない場合、「取引所」でそのコインを扱っている別の仮想通貨取引所に、あらためて口座開設しても良いかもしれません。
仮想通貨取引所の口座は複数持って、
このように使い分けるくらい、手数料に敏感になろう!
また、「販売所」に比べ、「取引所」は取引手順が難しいとよく言われます。
しかし、そんなことはありません!
慣れたら取引所も簡単に取引できます!
人気のコインチェックの取引所でのお得な買い方について、こちらの記事で丁寧に解説してるので、ぜひチェックしてください!
駆け足で、「販売所」と「取引所」の違い、それぞれのメリット・デメリットを見てきました。
販売所と取引所の違いを、表にまとめるとこんな感じ!
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
取引相手 | 仮想通貨取引所とユーザー | ユーザー同士 |
手数料 | ✖️ (高い:スプレッド) | 〇 (無料 or 低い) |
最低購入金額 | ○ (低い) | ✖️ (高い) |
指値注文 逆指値注文 成行注文 | ✖️ (できない) | △ or ○ (仮想通貨取引所による) |
価格 | ✖️ (仮想通貨取引所が決める :スプレッド込み) | 〇 (ユーザー同士の取引で決まる) |
銘柄数 | 〇 (多い) | ✖️ (少ない) |
操作手順 | 〇 (簡単) | △ (販売所に比べ複雑、 だけど慣れれば簡単!) |
初心者のうちは「販売所」も使いやすくて良いけれど、
慣れてきたら「取引所」が私のオススメ!
その理由の手数料をさらに掘り下げていくよ!
販売所 vs 取引所 ー決め手は手数料ー
「販売所」と「取引所」の違いや、メリット・デメリットについて見てきました。
色々違いはあるものの、ぐぐ子的には「手数料(スプレッド)」の違いは、しっかり理解して欲しいところ。
では、この手数料、というかスプレッドについて、「販売所」「取引所」それぞれについて、見ていきましょう!
販売所はスプレッドがかかる
さて、「販売所」は、取引手数料は無料のところが多いですが、実はスプレッドがかかっているのでしたね。
さっきも出てきたやつ!
スプレッドって、いまいちよくわからないなぁ。
スプレッドとは「見えない手数料」
スプレッドとは、買う時の値段と売る時の値段の差を指します。
下の画像は、コインチェック販売所での、同日同時刻での購入価格と売却価格です。
❶のリアルタイム市場価格を確認しながら、買おう(売ろう)!と思って、「購入(売却)」ボタンをタップすると…
❸の購入価格(買値)が1 BTC=約286万円なのに対し、❷の売却価格(売値)は約269万円と表示されます。
コインチェック販売所では、同日同時刻であっても、1 BTCを買える価格と売れる価格に、約17万円という差を設けているわけです。
この差の金額が「スプレッド」と呼ばれるものです。
こんな差があったなんて!!!
さきほどのGMOコインの写真だと、約20万円の差がありましたね。
スプレッドは、常に何%と決まっているわけではありません。
相場や取引量などに合わせてスプレッドも変動していて、仮想通貨取引所が決める、変える権利を持っています。
ビットコインの場合、仮想通貨取引所によっては2%ほどのところもあるようですが、だいたい5〜6%くらいはかかることが多いようです。
(参考:「【10社比較】仮想通貨のスプレッドとは?狭いおすすめの取引所を徹底解説/いろはに投資」)
スプレッドは仮想通貨によっても変わるので、例えばイーサリアムだとさらに割高な傾向があるようです(5〜7%ほど)。
コインチェックは約17万円、GMOコインは約20万円の差だったけど、
全く違うタイミングでの写真なので、比べられないことに注意してね。
スプレッドは一定でないので、ある時はコインチェックのほうがスプレッドが狭くても、ある時はGMOコインのほうがスプレッドが狭かったりします(多少の傾向はあります)。
スプレッド(買値と売値の差)が小さいことを「スプレッドが狭い」、
大きいことを「スプレッドが広い」と言います。
また、相場急変時などは、通常時よりもスプレッドが広くなることもあるため、注意が必要です。
ちなみに、コインチェックにはスプレッドが「0.1〜5%(これを超える場合もある)と書かれてありますが、特にスプレッドの範囲を規定していない仮想通貨取引所が多いです。コインチェックも「超える場合がある」とあるため、必ず5%に収まると思ってはいけません。
手数料で2%や5%って、はっきり言って高いです!
初心者は簡単な販売所もありだけど、慣れてきたら取引所を使おう!
それにしても、なんでスプレッドなんて設定してるの?
これは結局、「手数料」の代わりです。
市場価格との差額分を仮想通貨取引所(コインチェックなど)が利益として欲しいからです。
確かに「取引手数料」自体は無料だとしても、結局スプレッドとして手数料を取ってるわけですね。
そのため、スプレッドは「見えない手数料」と呼ばれているのです。
自分でちゃんと調べないと、
知らずに払ってしまいそうだね。
そうならないように、一緒に勉強しよう!
一方、ユーザー同士が直接取引する「取引所」であれば、スプレッドはかかりません。
取引所はスプレッドがかからない
まず、取引所の取引手数料は、無料もしくは低く抑えられているところが多いです。
例えば、ビットフライヤー取引所は手数料がかかりますが、最大で0.15%と低めです。
販売所のスプレッド、約2〜5%と全然違うね!
取引所はスプレッドはかかるの?
取引所では、ユーザー同士が希望する価格で取引を行うため、スプレッドは発生しません!
これはとても嬉しい!
もちろん、その代わり希望価格で売買が成立するかは分かりません。
とにかく、「販売所」より「取引所」のほうが
手数料(スプレッド含む)が安いとわかればOK!
結論:仮想通貨に慣れたら「取引所」を使おう!(例外あり)
仮想通貨取引所の「販売所」と「取引所」のメリット・デメリット、手数料(スプレッド)の違いについて、解説してきました。
まとめると、ぐぐ子的には仮想通貨を
- 取引に慣れてきたら、手数料(スプレッド)が安く済む「取引所」で
買うのがオススメです。
手数料(スプレッド)が安いのなら、それに越したことはありません。
なるべく手数料は安く済ませましょう!
ただし、例外があります。
- 「取引所」の購入最低金額が、自分にとって「高い」場合
- 「取引所」で取り扱いのない仮想通貨を売買したい場合
- そして、初心者が取引に慣れるまでの最初の数回
これらに当てはまる場合は、少額から買えて、スマホ操作が簡単な「販売所」を使うことをオススメします。
やっぱり、仮想通貨に限らず、投資の大前提は余剰資金で行うこと、だからです。
「取引所」の最低購入金額が、自分にとって「高い」と感じた場合や、最初は1000円くらいから試したい、それ以上は怖い!、と感じる場合。
その場合は、絶対無理せず、「販売所」で自分の余裕資金内で投資しましょう。
今(記事執筆時)は1 BTC400万円だから、コインチェック取引所の最低購入額は約2万円かぁ…
ちょっときついから、販売所で3000円くらいから試そうかな!
自分に無理のない額(余裕資金)で投資することが
何よりも大事!
初心者の人も、まずは継続的に投資する癖をつけて欲しいので、最初の数回はハードルの低い「販売所」も良いと思います。
何か小さなきっかけで、投資から離脱してしまうことを1番避けたいからです。
例えば、取引所の操作が思ったより難しいとか、取引所の最低購入額では定期的な購入は難しいとか、これくらいの額ならと思ったけど値下がりして精神的に動揺してしまった(ならもっと少額からが適正)とか…。
投資から離脱してしまいそうな不安要素があるのなら、少額からできて、操作が簡単な「販売所」で、まずは仮想通貨に慣れましょう。
焦らないで大丈夫だよ。
慣れたら「取引所」に移ろうね!
最近は、アプリで簡単に仮想通貨が買えます。
しかし、アプリでは販売所がトップ画面にあって目立つようになってたり、そもそも取引所はアプリでは取り扱いできなかったりします。
そこで何も知らずに買ってしまうと、気付かずに販売所で購入していた…ということになりがち。
だけど、知らないところで手数料がかかっていた!なんて笑えません。
せっかく仮想通貨が10%値上がりしても、5%も手数料で持っていかれたなんて、悲しいですよね。
手数料を甘く見る人は、手数料に泣きます。
手数料負けして損をしないためにも、投資に慣れてきたら取引所を使いましょう。
この記事では、仮想通貨取引所の「販売所」と「取引所」について、超丁寧に解説しました!
仮想通貨を購入するには、仮想通貨取引所の口座開設が必要です!
口座開設がまだの人は、ぜひ以下の記事を参考に、仮想通貨投資を始めてみてね!
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